如来の部

金輪仏頂

一字金輪仏頂ともいう。一字とはボロンの一字をもって真言とし、仏・菩薩の功徳がこの一尊に帰するため一字という。また、金輪は金銀銅鉄の四種輪王中、金輪が最勝であるため金輪仏頂尊とする。この金輪には釈迦金輪と大日金輪の別がある。  この尊の真言は修法の時、障碍を絶って、功徳を成就させるため最後に誦される。台座部分に7頭の獅子を配置している。