菩薩の部

大勝金剛

大勝金剛は大転輪王または金剛手と名づけ、古来より秘仏として伝わる。説は台密(天台宗)、東密(仁和寺)、東密(醍醐寺)によって少しずつ違うが、楡祇経にもとづく仏尊。 一切衆生の菩提心の本体、もしくは金剛手が一切衆生の発菩提心させる為の加持力などを表わし、12臂を具し、宝冠の中に5つの髻を表わす。